YESが出る上手な仕事の頼み方、人間関係を壊す下手な仕事の頼み方

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悩める人

「仕事を頼んでもいつも断られてしまう…」 

「同僚はなぜあんなに人に頼むのが上手いんだろう…」 

「頼むのは相手に迷惑かなとためらってしまう…」

 

そんなことを感じている人は少なくありません。 

 

頼み方が下手な人は陰で「時間泥棒」だと思われているかも… 

アナタも明日から頼み上手になってみませんか? 

 

今回は 

「相手からYESを引き出す上手な仕事の頼み方」 

「人間関係まで壊してしまう下手な仕事の頼み方」 

などについてお話ししていきます。 

 

この記事を書いてる水嶋タカシって?
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  • 幼少期の病気をきっかけに心理学に興味をもつ。
  • 大学でも心理学を専攻上場企業に就職するも、職場やSNSでは人間関係にまつわる相談をよく受ける。
  • 読書量は年間200冊ほど。
  • 現在の妻とは、海外との遠距離恋愛を経て結婚。

相手からYESを引き出す上手な仕事の頼み方 

 

アナタは普段仕事を誰かに頼む時、ためらってしまうタイプですか? 

 

私は相手の迷惑になるかなと思ってあまり頼めないかな

 

 

 そう思ってしまう人も多いですよね。 

しかし、頼み上手な人は無意識に上手な仕事の頼み方を心得ているので、
ためらうことなく周りの人の力を借りることができます。 

 

では相手が思わず「いいよ!」と引き受けてしまう頼み方とはどんなものなのでしょうか。 

  

普段から自分の弱みやストーリーを語っておく 

そもそも、頼み方が上手な人は普段からのコミュニケーションも上手な人です。 

その場限りで力を発揮する方法は、身近な人間関係では使わないほうが無難です。 

(即効性がある方法もあとでご紹介しますが) 

 

まずは自分の弱みを周りの人に認知してもらいましょう。 

 

・機械が苦手 

 

・人前に出るのが苦手

 

・事務作業が苦手 

 

など、自分が苦手なジャンルを隠さずアピールしていきましょう。 

自分の弱点をさらけ出すことで、相手はアナタに対する警戒心がなくなり、
好意をもつようになります。 

 

いきなり「この事務作業を手伝ってほしい」と言った場合と、
普段から事務が苦手と公言している人が頼んだ場合を想像してみてください。 

 

明らかに後者のほうが引き受けてもらいやすいですよね! 

 

水嶋タカシ
「最近子どもが生まれた(だから定時退社したい)」「居酒屋にはあまり詳しくない(だから飲み会の幹事はしたくない)」など、自分のストーリーを日常で話しておくことで、いざという時理解を得られやすくなります!

 


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小さな手助けを先にする 

これも仕事を頼む前にしておくことです。 

普段から小さな手助けを周りの人にしておきましょう。 

 

心理学では「返報性の原理」というものがあります。 

これは「もらったらお返しをしなくてはいけないと感じてしまう感情のことですね。 

 

「持ちつ持たれつ」「お互い様」という言葉があるように、
日本人は特に返報性の原理が働きやすいです。 

 

「資料のコピーしておいたよ」

 

「出欠の紙、提出しておきました」 

 

と、相手がするまえに行動をしてしまうことで、 

 

私もなにかしなくては… 

 

と思わせることができます。 

 

そう思ってくれたらあとは簡単ですよね。 

アナタが「これやってほしいんだけど…」とお願いすれば、
相手は喜んで引き受けてくれます。 

 

ですが自己犠牲をしてまで手助けをするのはNG。 

それではただの「都合のいい人」に成り下がってしまいます。 

 

あくまでも出来る範囲で(しかも時々)しておくのがポイントです。 

  

相手の性格に合わせた頼み方を考える 

人それぞれ性格が違うのは当たり前。 

であれば、当然頼み方も相手によって変えなければいけません 

 

私はとっとと結論を言ってほしいタイプなので、
単刀直入にお願いだけを言ってくれれば手伝ってあげたくなります。 

 

人によって言い方を変えるというのは難しそうに思えるかもしれませんが、
お店のお客様や取引先のお得意様には自然とやっていることです。 

 

あらかじめ同僚や先輩上司の性格を明確にしておいて、
「この人にはこのパターンでお願いするようにしよう」と決めておきましょう。 

  

絶対にYESをもぎ取るローボールテクニックとは? 

※乱用厳禁です!  

これはその場で出来る即効性のある方法です。 

しかし乱用すると嫌われてしまいますので、ここぞと言う時に使いましょう。 

 

ローボールテクニックとは、
「相手がOKと言いそうな条件を先に伝えて、OKをもらったあとに詳しい条件を伝える」というもの。 

 

例えば、 

 

「簡単3秒審査!」→審査は3秒でもその後の手続きは時間がかかる 

 

「無料で遊べる!」→実際は課金をしないと満足にプレイできない 

 

「課長に提出したら上がっていいから!」→実際は課長がなかなかつかまらない 

 

といった感じです。 

 

主婦まる。

たしかにOKはもらえそうだけど…何回も使ったら嫌われそうね(笑) 

水嶋タカシ

何回も使うと相手もだんだん騙されなくなってくるからね(笑) 

絶対に頼まれてほしい時だけに使おう!


 人間関係まで壊してしまう下手な仕事の頼み方 

 

ここまでは上手な仕事の頼み方をお話ししてきました。 

今度は逆に頼み方が下手な人の特徴を挙げてみます。 

 

頼み方が回りくどい 

悩める人

「あのー、さっきお客様がいらっしゃいましてー、
自分はちゃんと対応したつもりなんですけどー、お客様は納得されてないみたいでー」
 

で、結局どうしてほしいの!? 

 

いるいる(笑) 

 

頼むのが申し訳ないという気持ちから、つい説明が回りくどくなっているのでしょうが、
その態度はかえって逆効果。 

一気に手伝ってあげる気がうせてしまいますよね。 

 

「お客様を怒らせてしまいました、申し訳ありませんが対応をお願いします!」 

 

と結論は簡潔に伝えましょう。 

 

相手の時間を奪っているという意識がない 

アナタの頼みを聞くということは、その間相手はやりたかったことが出来ません。 

忙しい人からしたら「頼みを聞く=時間を奪われる」と思っている人もいるでしょう。 

 

仕事を頼むのが下手な人は、このことに気づいていません。 

ですから頼み方も雑ですし、やってもらってもしっかりとお礼を言うことがありません 

 

「やってもらって当たり前」という感覚でいる人は、
いずれ誰からも助けてもらえなくなってしまいます。
 

 

手順がしっかり決まっていない 

仕事を頼んだ側が、その仕事をよく理解していないケースです。 

 

頼まれた側はただでさえ時間を割いているのに、
その仕事のやり方まで考えなければいけないというのはかなりの負担ですよね。 

 

この頼み方は特に上司が部下に頼む時に多い気がします。 

いわゆる「丸投げ」というやつですね。 

 

そういう上司いるよね、
自分でもゴールが分かっていない仕事を
放り投げてくる人…

 

 

私は部下に仕事を依頼するときでも、出だしの部分はしっかりと説明します。 

 

「ここを〇〇のようにやってほしい。そのあとはあなたがやりやすいようにやっていいから。 

分からなかったら都度聞いてね」 

 

と、このように頼まれれば部下も仕事をスムーズに進められますよね。 

 

「それ、自分がやりたくないから押し付けてきたんだろ!」と思われてしまうと、
快く仕事を引き受けてもらえません 

 

仕事を押しつけてくる人の心理?押しつけフラグに対処する3つの方法 仕事を押しつけてくる人の心理?押しつけフラグに対処する3つの方法

自分の手足のように使おうとする 

「あ、良いところに来た!」と言ってパシリのように使う…

 こんな上司はサイアクです。 

 

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相手をハッピーにする仕事の頼み方とは? 

 

言い方一つで相手の受け取り方が変わることは分かりました。 

ではなぜか頼み事を聞いた相手が幸せになる頼み方」があるのはご存知ですか? 

 

相手の自己重要感を刺激する 

パシリに使われるとイラッとするのはなぜでしょうか。 

それは「自分がやる必要を感じない」からです。 

 

「それ、他の人でも出来るし、なんならアナタが自分で出来るよね!?」 

と思ってしまうと、素直に頼み事を聞きたくなくなります。 

 

つまり裏を返すと、
「私にしか出来ないことならやってあげたい」と人は考えるんですね。 

 

このように、 

これが出来るのは私しかいない 

 

私は頼りにされている 

 

という感覚を「自己重要感」と言います。 

 

自分が得意とする分野についての質問だったら、喜んで答えたくなる感覚ってありますよね。 

まさにアレです。 

 

相手の自己重要感を刺激するには、「相手の得意なことをお願いすることです。 

 

・パソコンについての質問はAさん 

 

・資料作成についてはBさん 

 

のように、それぞれのスペシャリストをあらかじめリストアップしておきましょう。 

 

お礼は何回も言い続ける 

頼み事を聞いてもらったあと、しっかりお礼を言える人が少ないです。 

頼んだその時は「ありがとうございます!」と言うんですよね。 

でもそのあとは一切報告ナシ… 

 

「あの時〇〇さんが手伝ってくれたじゃないですか。

おかげでプロジェクトがめちゃくちゃ進みました!

もし〇〇さんに手伝ってもらってなかったらと考えるだけでゾッとします!本当にありがとうございました!」 

 

と、ここまでオーバーにお礼をいいましょう。 

 

「そんなに大したことしてないよ()」と相手は言いますが、内心はかなり喜んでいるはず。 

 

そしてこんなにお礼を言われたら 

「あんなに喜んでもらえたなら、また次も手伝ってあげようかな」 

と思ってしまいます。 

 

顔を合わせるたびに「あのときはありがとうございました!」と言い続けるだけで、
アナタの頼みをいつでも聞いてくれる心強い助っ人が誕生するんですね。 

 

水嶋タカシ
水嶋タカシ

人は本来、人に親切にすると幸福感を得られる生き物です。 

しっかりお礼を言い続けるだけで、自分も相手も幸せに慣れてWin-Winです! 


仕事の負担は絶対に平等にならない理由 

 

ここまで仕事の頼み方についてお話ししてきました。 

最後にちょっと脱線しますね。 

 

皆さんは「自分ばかり仕事を任されて不公平だ!」と感じたことはありませんか? 

 

自分のほうが多く働いている…

 

あいつは自分より仕事量が少ないくせに終わる時間が変わらない…

 

そんな不公平感を感じている人いますよね。 

自分も昔は同じことを考えていました。 

 

でもそうなってしまうのには理由があるんです。 

  

売上の8割は20の社員のおかげ? 

 「会社の売上の8割は、20%の社員のおかげである」

というパレートの法則と呼ばれるものがあります。 

 

これは働きアリにも見られる法則で、
働きアリの中で一生懸命働いているのは上位20%だそう。 

 

つまり、アナタは「自分にばかり仕事が偏っている」と思っているかもしれませんが、
それは不公平だからではなく「アナタが優秀な上位20%だから」なのです。 

 

互いに尊重し合える関係を! 

 いくら優秀な人に仕事が集まるのは自然な事とはいえ、
雑な頼まれ方をしたら誰でも嫌になりますよね。 

 

これまで上手な頼み方や下手な頼み方をお伝えしてきましたが、
根底にある考え方は「相手のことを尊重しているのか」ということです。 

 

仕事を頼んだ側は「いつもありがとう」の気持ちを忘れてはいけません。 

反対に仕事を引き受けた人も「こちらこそ助かってるよ」という姿勢が必要です。 

 

互いに尊重し合い、持ちつ持たれつの人間関係を築いていきましょう! 

 


まとめ 

 

今回は、 

「YESが出る上手な仕事の頼み方、人間関係を壊す下手な仕事の頼み方」 

についてお話ししてきました。 

 

まとめると 

MEMO

・普段から自分の弱点をさらけ出す 

・小さな手助けを先にする 

・相手の性格に合わせた頼み方をパターン化しておく 

・頼み方が回りくどい、相手の時間を奪っているという自覚がないのはNG 

・相手の自己重要感を刺激してWin-Winの関係に 

 でした! 

 

仕事仲間である前に互いに感情をもつ一人の人間であるということを忘れてはいけません。 

お互いが気持ちよく働くにはどんなコミュニケーションがいいのかと考えるのも、
仕事のうちではないでしょうか。 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 

免責事項

この記事は、参考文献などを元に、独自考察をしたものです。 

当記事を、皆様の知識探求の一助として捉えていただけたら幸いです。